EDの原因はいくつかの種類に分かれる

EDと言ってもその原因は1つではなく、その原因に応じて適切な治療を行う事が必要です。
このEDの原因の種類を考える前に、そもそも勃起メカニズムとはどのようなものかをおさらいしておきましょう。
男性の脳が性的興奮を覚えると、それが脊椎を通る神経系統で下半身に伝達され、局部の血流を一気に高める事で勃起を起こすのです。
従って、EDはこの勃起メカニズムに関わる部位のどこかに問題がある事で、引き起こされるのです。
このEDの原因は、器質性、心因性、薬剤性、混合性の4つに大別されています。
以下で、各EDの原因別に詳細を書きたいと思います。
まず、器質性は勃起メカニズムに関わる脳、神経、血管のどこかに損傷や劣化がある事で生じる場合を指します。
こうした部位に損傷や劣化が生じる原因としては、動脈硬化や生活習慣病である糖尿病、高血圧、高脂血症等や脳出血や脳腫瘍、脊髄損傷、さらにパーキンソン病やアルツハイマー病等の疾患による場合と、血管や神経が外傷によって傷ついた場合が考えられます。
こうしたケースでは自己判断で治療薬等に頼ると、治らぬばかりか、副作用を生じる場合もあり注意が必要です。必ず専門医の診断を受ける事が重要です。
次に心因性は、身体的な不調がないのに、強いストレス等の精神的な要因によって発症するケースです。
この心因性EDは、仕事やプライベートで大きなストレスや大きなプレッシャーを受ける事で、神経伝達が妨げられ、性的な興奮が局部に伝達できない事で生じるものです。
このストレスの中にはセックスに対する自信の無さ等の、セックス自身がストレスである事も少なくありません。
こうしたケースではストレスを取り除く事が必要で、ストレスに対応した専門家への相談等が必要です。
薬剤性は服用している薬が原因となって生じるEDの事を指します。この原因は認知度が低く、知らない間に薬の副作用によってEDを引き起こし、自分だけで悩んでいる人が少なくありません。
こうした薬剤性EDを引き起こす可能性のある薬剤としては、降圧剤や利尿剤や抗うつ剤、抗精神剤、睡眠薬等が挙げられます。
最後に混合性は、要因が1つではなく、複合的な要因によるもので、例えば責任ある仕事でストレスが増大し、また高齢化で身体的にもトラブルを抱えやすい中高年に多いタイプの原因です。

精神面が原因の時は考えすぎると悪化することもある

上記の4つの原因分類の中で心因性の場合には、その要因となっているストレスを取り除く事が必要です。
もちろん、ストレスを何らかの行動を起こす事で解決できるなら、その行動を起こせば良いでしょう。
しかし、その手段がないのなら、気にせずに一過性のものだと考えて様子を見る姿勢も必要です。
精神的な要因の場合には、考え過ぎると益々悪化する事があります。
仕事でのストレスなら、そのストレスを受けるほどの大きな仕事が終わるまで、余り気にせずに様子を見る事も必要でしょう。
またセックスに纏わる事自身がストレスの場合には、パートナーと話し合ってパートナーの協力を得たり、それでも問題が解決しなくても、深刻に考えずに経験が解決すると、気持ちを楽に持つ事が重要です。
こうしたケースでは、焦る事が益々症状を悪化させる事となる典型と言えます。考えすぎず、時間が解決すると考え、ゆったりとした気持ちを持つ事が肝要です。
精神面が原因の場合には、考え過ぎない事と、リラックスする事が非常に重要です。トラウマ等がある場合には、カウンセリングを受けてリラックス状態を確保する事も必要です。
また、自分でできるリラックス法としては、アロマテラピーやぬるま湯の入浴法や首の温熱等が効果が期待できる方法です。
心因性EDの場合には、器質性のEDの様に身体の部位のどこかを治さなければ改善しないと言うものではなく、要因となっているストレスが取り除かれれば、必ず解決するものです。
こうした事を信じて、焦らず、考え過ぎない事が重要と言えます。ただし、自分では心因性だと思っていたのに、ストレスと思っていたものが解決しても、EDが改善しない場合には、他の要因が潜んでいる可能性がある為、専門医の診断を受けた方が良いでしょう。

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