DMOZからのリンクがSEOに効果的だった理由

DMOZは1998年に立ち上げられた世界最大のディレクトリ型検索サイトでした。
当時は現代のようなロボット型検索の技術がまだ確立されておらず、ディレクトリ型検索サイトの人気が非常に高かったのです。
ボランティア方式で運営され、カテゴリ毎に存在するエディターによってサイト掲載の審議や登録作業などが行われました。

DMOZに登録されたサイトが検索結果の上位に表示されることから、SEOに非常に効果的だと考えられていました。
この理由は、DMOZがデータをオープンソースで公開していたことと関係しています。
DMOZのデータを使った検索サイトやミラーサイト、ポータルが数多く作られていたという経緯があり、DMOZに登録すると他の検索サイトにもそれが反映され、見かけ上多数のリンクを獲得することに繋がっていたのです。
被リンクの多いことが検索結果のランキングを決める重要なポイントであることは当時も今も変わりません。

しかしボランティア方式であるがゆえに品質にバラツキがあり、オープンソースで公開していたことが逆効果になって不正が絶えず、スパムの温床となるにつれSEO効果は見込めなくなり登録も減りました。
ロボット型検索が飛躍式な進化を遂げたという理由もあって、2017年3月にDMOZは閉鎖が決まりました。
これを受けて、これまでDMOZを利用していたGoogleは、2017年6月にDMOZからの引用を取りやめることを正式に発表しています。

メタディスクリプションの設定がSEO上さらに重要に!

Googleがページの説明文(スニペット)を検索結果に表示するにあたり重要視していることは、第一にはユーザーの入力した言葉と関連の深いページ内の文章です。
これをKeyword in Contextと呼んでいます。
しかしページ内にイラストや図などが多い場合などでは、説明文に利用する充分なテキストが得られないことがあります。
こうしたケースでは、ページに設定されたメタディスクリプションを活用する方法が採られています。
これでも不十分な場合、GoogleはこれまではDMOZに掲載されている文章を引用する方式を採っていました。
しかしDMOZの利用を止めたことにより、ますますSEO対策としてのメタディスクリプション活用が重要性を増すことになるでしょう。

メタディスクリプションを設定しないとGoogleがスニペットを自動生成して表示します。
しかし検索結果リストのうちユーザーがどれをクリックするかという問題には、スニペットが非常に重要な影響を及ぼすことが分かっています。
意図したSEO効果を得るためには、充分に考えられたメタスクリプションを設定し、狙い通りに表示させることが大切です。
メタディスクリプションを設定しても、その内容がユーザの入力したキーワードにマッチしないとGoogleが判断した場合、メタディスクリプション設定を採用せずに本文からの自動抽出を行います。
SEO効果だけを狙ってメタディスクリプションに使うキーワードを選ぶと、コンテンツと合わずにユーザーの求めるものから外れる危険性が出てくるのです。
Googleは検索がユーザーに最高の利益をもたらすものであることを重視しています。
従ってコンテンツの品質を上げるとともに、適正なメタディスクリプションを書く必要があると言えるでしょう。